ADV160に乗り始めて気になっていたのが、純正リアサスペンションの硬さでした。
路面の段差を越えたときの突き上げがかなり強く、街乗りでも路面の荒れた場所ではリアからガツンと衝撃が伝わってきます。
ADV160は東南アジアでも広く使われている車種なので、個人的には「2人乗り+荷物を積んだ状態でも耐えられるよう、かなり硬めのセッティングなのかな」と感じています。
そこで今回は、純正リアショックからKITACO×GEARS リアショックアブソーバーへ交換しました。
交換後はリアタイヤが路面をしっかり追従する感覚が出て、乗り心地もかなり改善しました。
KITACO×GEARSを選んだ理由
今回選んだのはこちら。
KITACO×GEARS リアショックアブソーバー
品番:520-1461100
ADV160専用品で、キタコとサスペンションメーカーGEARSの共同開発モデルです。
このリアショックを選んだ一番の理由は、すでにトリシティでもGEARS製リアサスペンションを使っているからです。
トリシティに装着したとき、純正とは明らかに違うしなやかな動きに驚きました。
段差を越えたときにショックを単純に跳ね返す感じではなく、サスペンションがきちんと動いてタイヤを路面に追従させてくれる感覚があります。
その乗り味がかなり気に入っていたため、ADV160でもGEARSを選びました。
KITACO×GEARS リアショックの仕様
ADV160用KITACO×GEARSリアショックは、左右2本セットになっています。
主な仕様は以下の通りです。
- 自由長:396mm(純正同等)
- プリロード調整:無段階
- 圧側減衰調整:14段階
- 伸側減衰調整:14段階
- 車高調整:-3〜+4mm
- ガス・オイル分離式モノチューブダンパー
- 2人乗り対応
- フックレンチ付属
かなり細かくセッティングできるリアショックです。
購入時点では価格もそれなりにしますが、ADV160のリアサスペンションとしてはかなり本格的な仕様になっています。

箱を開けると、ライトブルーのスプリングとガンメタリックのボディが目立ちます。


別体式のリザーバータンクも装備されていて、見た目にもかなり存在感があります。
ADV160のリアショック交換
ADV160のリアショックは、下側のボルトについては比較的簡単にアクセスできます。
問題は上側です。
リアショック上部の取付ボルトへアクセスするため、シート下周辺の外装を外していきます。
まずメットインボックスを外す
最初にシート下のメットインボックスを取り外します。

ここまで外すとエンジン周辺やフレームがかなり見えるようになりますが、リアショック上部にはまだ十分アクセスできません。
続いてリア周辺のカウルを外していきます。
リアサイドカウルを外す
ADV160のリア周りは、左右のサイドカウルとテールランプ周辺がつながった構造になっています。
先にナンバー裏側のプレートを外します。
その後、左右のリアサイドカウルを固定しているクリップを外します。
前側のクリップ
リアサイドカウル前方には、左右それぞれ2か所ずつクリップがあります。

クリップの中央部分を押してロックを解除してから取り外します。
中央付近のクリップ
さらにサイドカウル中央付近にも、左右それぞれ1か所ずつクリップがあります。

このあたりは見落としやすいので、無理にカウルを引っ張らず固定部分を確認しながら外した方が安心です。
テールランプの配線を外す
カウル類の固定が外れたら、テールランプ側につながっている配線のカプラーを外します。
これでリアの左右サイドカウルとテールランプ周辺を、まとめて取り外すことができます。

ここまで外すとリアショック上部の固定部分が見えるようになります。
純正リアショックを外して交換
リアショック上部へアクセスできるようになったら、純正ショックを取り外します。
車体を安定させた状態でショックに余計な荷重がかからないようにし、上側・下側のボルトを外します。
左右ともKITACO×GEARSへ交換します。
左右2本とも取り付けた状態がこちら。

ライトブルーのスプリングと別体式リザーバータンクがかなり目立ちます。
ADV160のリア周りは純正状態では黒いパーツが多いため、サスペンションがワンポイントになりました。
交換後に走ってみた感想
交換後、実際に走ってみると純正サスペンションとの違いはかなり分かりやすく感じました。
一番大きく変わったのは、リアタイヤの路面への接地感です。
純正では段差を越えたときにリアが跳ねるような感覚がありましたが、KITACO×GEARSではサスペンションがしなやかに動き、路面を追従してくれます。
特に荒れた舗装路を走ったときは違いが分かりやすく、突き上げ感がかなり減りました。
単純に「柔らかくなった」というよりも、
ショックがきちんと動いて衝撃を吸収している
という印象です。
リアタイヤが路面から離れにくくなったような感覚もあり、乗り心地だけでなく安心感も増しました。
まだセッティングはこれから
KITACO×GEARSはプリロードだけでなく、伸側・圧側の減衰力も調整できます。
現状でも純正と比べれば乗り心地はかなり良くなりましたが、もう少し柔らかい方向へ振ってもよさそうに感じています。
しばらくこの状態で走ってみて、街乗りやツーリングで様子を見ながら少しずつセッティングしていく予定です。
このあたりは一気に大きく変更するのではなく、調整前の位置を記録しながら1〜2クリックずつ変えて違いを確認していこうと思います。
ADV160の乗り心地改善には効果の大きいカスタム
ADV160はエンジンや車体については非常に気に入っていますが、純正リアショックの突き上げだけは購入当初から気になっていました。
KITACO×GEARSへ交換したことで、段差を越えたときの衝撃が減り、リアタイヤが路面を追従する感覚もかなり良くなりました。
価格は決して安くありませんが、リアサスペンションは走っている間ずっと働いているパーツです。
乗り心地を改善したい人や、ツーリングで長時間走ることが多い人には効果を実感しやすいカスタムだと思います。
今後さらにセッティングを変更してみて、乗り味に変化があれば追記していきます。
今回取り付けたリアショック
KITACO×GEARS リアショックアブソーバー
ADV160(KF54)用
品番:520-1461100
自由長396mmで純正同等、プリロード無段階調整に加えて、圧側・伸側とも14段階の減衰力調整、さらに車高調整も可能なモデルです。
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